普天間基地の危なさを読む(3)


CH46の列線の後ろに4機のCH53Eスーパースターリオン



普天間基地の滑走路を使って旋回訓練(ストップアンドゴー)を行う
CH53E。基地の境界から大きくはみ出して飛行している。


2機のCH46と編隊を組むCH53E。嘉手納方面に向かった。(10.8.19 撮影)

6年前に沖国大に墜落したCH53Dシースターリオンの発展型、CH53Eスーパースターリオンが、8月19日の普天間基地には 4機いた。そのうちの1機が、2機のCH46と編隊を組んで嘉手納方面に飛ぶと、もう1機のCH53Eが旋回訓練を始めた。

滑走路にアプローチすると、滑走路上もしくは横の草地の中のランディングゾーンに降り、また離陸して東シナ海側をまわって滑走路 にアプローチする。これを延々と繰り返す。
墜落事故のあとしばらくは、旋回訓練の飛行経路は普天間基地の中に収まっていた。それが今では基地の外を大回りに飛んで、着陸態勢 に入る。

基地のフェンスギリギリまで民家が迫る普天間基地では、飛行経路が基地からはみ出せば、それは即民家の上を飛行することになる。 6年前に墜落し、またいつ落ちるかわからない大型ヘリが、連日頭上を飛んでいるのが普天間基地周辺住民の暮らしだ。

(RIMPEACE編集部)



普天間基地から嘉手納に飛来し、UH1、AH1各1機と編隊を組んで本島中北部の訓練場に
向かうCH53E。最近のCH53Eは、他の機種と編隊を組むことが多い(10.8.20 撮影)


2010-8-24|HOME|