普天間基地の危なさを読む(4)


CH46の2機編隊がミッションから戻って来た。着陸経路は、6年前の墜落機と変わらない


旋回訓練で基地の外に大きくはみ出すCH46。後方は同訓練中のCH53(10.8.19 撮影)


04年9月の墜落事故直後は、基地のフェンスの中で旋回訓練を行っていた(04.11.19 撮影)

普天間基地配備の軍用機の中で一番数が多いのがCH46輸送ヘリだ。8月19日午後、駐機場に約15機を確認したが、 すぐに飛び立ったり降りてきたりと、動きが激しい。5機、6機の編隊飛行も行うが、19日は2機編隊が多かった。

旋回して着陸後また飛び立つ訓練もこのCH46が一番多いが、飛行経路はCH53と同じで基地の境界を大きくはみ出している。
事故直後はフェンスの外には出ないように飛んでいた普天間のヘリは、またはみ出すようになっている。何度でも言うが、普天間基地 ほどフェンスのすぐ近くまで民家が押し寄せている航空基地はない。飛行経路が基地の外を通れば、基地周辺住民の真上をヘリが繰り返し 飛ぶことになる。

普天間代替基地を辺野古に作る問題で、日本側がこれまで地元に説明してきたよりも膨らんだコースで米軍は飛行する、としている。 地元対策でこれまでの説明を変えられない日本側は「日本の説明どおりに(米軍は)飛ぶべきだ」と主張しているとのことだ。(10.8.24 琉球新報)
それなら、普天間の旋回訓練についても、基地の中に納まるように飛ぶべきだ、と米軍側に対して強く働きかけるべきだ。普天間では 今現在、民家に墜落する危険性をはらむ飛行が行われている。

(RIMPEACE編集部)



飛行隊ごとに分かれて駐機する、普天間基地のCH46の駐機場(10.8.19 撮影)


2010-8-26|HOME|