沖縄海兵隊、高速輸送艦で韓国へ


那覇軍港で乗艦前に点呼を受ける海兵隊員(10.8.26 稲福 勉さん 撮影)


ウェストパック・エクスプレスの入港前に埠頭に集積される海兵隊の車両やコンテナ(10.8.21 編集部 撮影)
 

8月26日早朝、那覇軍港の軍桟橋前バス停側に約200人の海兵隊員が集結した。指揮官クラスは白地に迷彩、兵員はモス グリーンに迷彩のユニフォーム姿で、リュックを担いでいる。キャリーバッグを持つ者もいる。バス4両(マイクロ2両、大型2両)に 分乗してきている。
点呼を終え、6時半過ぎより乗船を開始、10分超でほぼ全員が乗船を終わった。

沖縄海兵隊の輸送のために、長期間軍にチャーターされている高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスが横浜ノースドックからレッド ビーチにまわっていた8月19日から24日のあいだに、軍桟橋前バス停側に軍用トラック、ハンビー、救急車両等数十台の車両と コンテナ約20個が集積されていた。8月25日に那覇軍港に戻って来た高速輸送艦に、同日中にこれらの車両やコンテナが積み込まれた と見られる。

8月26日午前7時52分、ウェストパック・エクスプレスは那覇軍港のバースを離れた。
物資の輸送に使われたトラックにタグがついていた。タグには、Camp Hansen、Camp MUJUK,South KOREA,finalの表示があった。
キャンプ・ハンセンの海兵隊部隊が、軍用車両などと一緒にポハンの近くの Camp MUJUK に移動することを示している。
下図で見えるように Camp MUJUK は、韓国東海岸で米韓合同上陸演習が行われるときの演習地点に近い。米韓演習に参加する米軍部隊の 一部として、沖縄海兵隊が那覇軍港からウェストパック・エクスプレスに乗って韓国に向かったと見られる。

(RIMPEACE編集部)(沖縄平和ネットワーク 稲福 勉さんの調査結果をもとに作成)


USFK Press Conference, Camp Mujuk, (Pohang Area) Notification Report CJPM 090319-001掲載の地図 


2010-8-27|HOME|