揚陸艦隊が沖縄に集結


ホワイトビーチに終結した3隻の揚陸艦。手前からハーパーズ・フェリー、デンバー、エセックス


海軍桟橋のエセックス(左)とデンバー。沖に泊まっているのは事前集積艦ワトソン
 

 米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦隊が9月6日、沖縄・ホワイトビーチに集結した。
 ホワイトビーチに集結したのは強襲揚陸艦エセックス(ESSEX LHD−2)、ドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー (Harpers Ferry LSD−49)、ドック型輸送揚陸艦デンバー(Denver LPD−9)の3隻で、エセックスと ハーパーズ・フェリーは9月1日に佐世保基地を、デンバーは8月31日に「訪問」先の横須賀基地を出港していた。

 揚陸艦隊が寄港したホワイトビーチ基地の桟橋には数日前から車両や物資が入ったコンテナなどが並べられ、長期の作戦行動に出かける 準備が進められていた。
 米海軍のホームページなどによると、揚陸艦隊は「FALL PATROL(秋の巡回)」と称する一連の作戦行動に沖縄駐留の海兵 遠征部隊(MEU)と共に出かけるという。

 これまでの例に拠れば、揚陸艦隊はこれから海兵隊との共同トレーニング「SOCEX」などを終了した後、東・東南アジア各国との 訓練に参加することが考えられる。
 この訓練には韓国との共同訓練なども含まれているようだが、かつてこの時期には韓国東海岸で制海戦闘、強襲揚陸、内陸進攻を想定し た米韓合同訓練「FOAL EAGLE(若鷲)」が行われていた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 10.9.6 世嘉良 学 撮影)


陸軍桟橋に集積されていた車両やコンテナは、ハーパーズ・フェリーの甲板に積まれた


2010-9-7|HOME|