嘉手納で連続緊急着陸(2) F15C



緊急着陸したF15戦闘機を包囲する緊急車両群

10月18日、P3Cが緊急着陸した1時間後の嘉手納基地で、今度はF15C戦闘機の緊急着陸があった。

14時50分ころ、滑走路05Lの南西端のワイヤーに機体のアレスティング・フックをひっかけて止まったF15の周囲に緊急車両が 集まってきた。滑走路上の出来事だ。

嘉手納基地には2本の平行滑走路があるが、現在内側(管制塔に近い方)の滑走路が工事のために閉鎖されている。残った1本の滑走路が この緊急着陸でクローズされ、嘉手納基地の離着陸ができなくなった。
10分後にはワイヤーが外され、緊急着陸機は牽引されてF15のハンガー方面に向かった。今回はすぐに滑走路がオープンされたが、 フック・ランディングの際にタイヤがパンクしたら、あとのチェックに時間がかかり、飛行中のF15が普天間にダイバートする事態も起 きうる。

滑走路が1本しか稼働していないときに続けて緊急着陸が発生したことは、嘉手納基地の運用機数が多すぎる結果でもあろう。
こんなときに海兵隊のハリアーが6機来ている。まず外来機の飛来を極力抑えることが、最低限必要なのではないか。

(RIMPEACE編集部)(10.10.18 撮影)


牽引されてF15のハンガーの方に向かう緊急着陸機。アレスティング・フックが降ろされたままだ


2010-10-19|HOME|