バージニア級原潜ハワイ、WBに一時寄港


ホワイトビーチ沖の停泊地点に近づく原潜ハワイ。タグボート、警備艇などが寄ってくる


停泊中の原潜ハワイ(左)と海自の潜水艦(右)。大きさがまるで違う

11月1日14時14分にバージニア級原潜ハワイ(SSN 776)が沖縄・ホワイトビーチ沖合いに一時寄港した。ハワイは同38分に 出港した。通告によれば寄港目的は補給・維持とのことだ。

原潜ハワイは9月3日に横須賀に寄港、11日に出港している。出港日の翌日から太平洋軍の統合演習バリアント・シールドが始まって いる。
バリアント・シールド演習は、空母ジョージ・ワシントン(GW)を含む米軍艦船が参加し、パラオからグアムに移動しながら行われた。 原潜ハワイはこの演習に参加した後、9月24日にグアムに寄港した。

空母GWはグアム近海からタイのパタヤビーチに向かった。その後東シナ海にしばらく居たGWは、11月1日に横須賀に帰港した。 原潜ハワイのホワイトビーチ寄港は同じ1日で、この原潜がGWの横須賀帰港直前まで海中でGWを警護していた可能性がある。

GWの横須賀帰港で、いったんGW警護の任務を終了した原潜ハワイが、次の任務に入る前に、ホワイトビーチに一時寄港して、新任務に 係る情報・指令を受けたのではないだろうか。
8月25日に母港のパールハーバーを出港して、西太平洋での任務に着いた最新型の攻撃型原潜ハワイは、まだしばらく極東の海で活動を 続けると思われる。

(RIMPEACE編集部)(10.11.1 世嘉良 学 撮影)


沖合い一時停泊を終え、動き出した原潜ハワイ


2010-11-2|HOME|