パトリオット移動訓練、C.コートニーとホワイトビーチ


キャンプ・コ−トニーに移動したPAC3(中身は実弾ではない)


12月2日夜から嘉手納基地内のPAC3訓練部隊が、訓練弾やミサイル・ランチャー、アンテナなどを別の基地に移動 ・展開する訓練を始めた。行き先はキャンプ・コートニーと普天間基地の2か所ということだった。

キャンプ・コートニーの軍用車両置き場の前の芝生地に2基のランチャーが設置され、2つずつ発射筒が載せられて斜めに上空を指してい る。発射筒には"INERT"と書かれていて、実弾ではないことを示している。
実弾は嘉手納弾薬庫の発射サイトにあるに違いない。

この訓練の移動先はキャンプ・コートニーと普天間基地だけではなかった。集結していた日米の軍艦が出港したあとのホワイトビーチの 陸軍管理区域内に、PAC3部隊がアンテナを展開していた。銃を持った兵士がその周りを警戒していた。
今回PAC3部隊が展開した基地は、今後もミサイル防衛の拠点として機能することが予想される。沖縄の米軍基地のあちこちで ミサイル発射訓練が行われることになる。

(RIMPEACE編集部)(10.12.5 撮影)


車両やカモフラージュされたテントも見えるホワイトビーチ・陸軍管理区域のアンテナ設置場所


PAC3運用支援の通信システムを警戒する陸軍兵士


2010-12-5|HOME|