緊急着陸が多発する嘉手納基地

 
滑走路端のワイヤーに機体のフックを掛けて停止したF15


牽引されて滑走路から離れる緊急着陸機F15(10.12.9 撮影)


第1エンジンを止めて緊急着陸したNAVYのP3C(10.12.7 撮影)

日米共同統合訓練が沖縄近海でも行われているこの時期に、嘉手納基地で緊急着陸が多発している。
12月9日午後、相次いで2機のF15戦闘機が緊急着陸した。

そのうちの1機は、点検後に自力でタクシーしてハンガーに戻ったが、最初に緊急着陸したF15は油圧関係のトラブルがあったのか、滑走路(RW/05) の端のワイヤーを使ってフック・ランディングした。
フックを外したあとも自力でタクシーできずに、牽引車がハンガーまで曳いて行った。

共同訓練期間中でも極端に飛行回数が増えたとは思えない嘉手納基地のF15だが、緊急着陸が目立つ。12月6日にも1機のF15が緊急着陸している。
また12月7日には海軍のP3Cが、4つあるエンジンのうち左端の第1エンジンを止めて嘉手納に緊急着陸した。

訓練の後半になり、空母艦載機も嘉手納基地に飛来している。9日にはジョージ・ワシントンの艦載機スーパーホーネット5機が嘉手納に飛来している。

(RIMPEACE編集部) 

 
空母ジョージ・ワシントンから飛来したスーパーホーネット2機。後方にC2も見える(10.12.9 撮影)


2010-12-10|HOME|