事前集積艦から弾薬陸揚げ、天願桟橋で


天願桟橋に接岸、弾薬を下ろす事前集積艦ジョンAチャップマン


チャップマン甲板上の防湿シートの中から桟橋に降ろしたコンテナを開け、黄色い弾薬容器を点検する作業員

梅雨空の5月4日の天願桟橋に、航空機用武器(爆弾・ミサイルなど)を積む事前集積艦 TSGT ジョンAチャップマン(T-AK 323)が入港 した。

この船の特徴の、甲板に置かれた防湿の繭状の倉庫を開いて、爆発物のラベルを貼ったコンテナが桟橋に下ろされた。桟橋ではコンテナ を開けて、中の弾薬容器を点検している作業員の姿が見られた。
オレンジ色の爆発物ラベルには "1.4" のコードが書かれていた。火災または飛散危険性があることを警告するラベルだ。

船から降ろされたコンテナは、民間業者のトラックに載せられて、嘉手納弾薬庫に向かった。

ジョンAチャップマンは3月下旬にサンフランシスコの奥のサスーン湾に停泊していた。その後太平洋を横断して日本近海にやってきた。 天願桟橋から陸揚げした弾薬は、米本土から持ってきたものと考えられる。

ジョンAチャップマンは2010年5月と10月に佐世保に寄港した。また2009年10月に天願桟橋に寄港したときには、桟橋の入り口に 「ここで無線機を使用する事は危険です。使用許可のない無線機はその電源を切る事」という看板が出されて物議をかもしたことが あった。

(RIMPEACE編集部)(2011.5.4 読者撮影)


嘉手納弾薬庫に向かう、弾薬入りのコンテナ。輸送業者はいつもの小禄運輸


2011-5-5|HOME|