2機のRC135V/Wが同時に飛行した嘉手納基地



5分ほどの間隔で降りてきたRC135V(OF 64-846) (上)とRC135W(OF 62-138) 

黄海で米韓合同対潜訓練が実施されている2月21日、嘉手納基地に展開している電子情報偵察機RC135V/Wが同時に飛行した。 昨年末から2機態勢ではあったが、同時にミッションを行うことはまれだった。

早朝5時半ころにRC135Wが離陸、8時ころにはRC135Vが嘉手納を離陸した。北朝鮮の近くを飛び、電子信号の種類や頻度を 調べて、軍事情報の基礎にするためのミッションだが、2機が一緒に飛んだのは日本海側と黄海側から情報を集めるのが目的ではなかった だろうか?

2機は15時前に5分ほどのインターバルで嘉手納基地に降りてきた。

この日は、数日前に多分中東帰りで飛来していたミサイル監視機RC135Sも11時前に離陸したが、4時間半ほどの飛行で嘉手納に 戻ってきた。太平洋側を訓練飛行していたと見られる。
今、北朝鮮がミサイル発射に踏み切る情勢とは思えないが、米軍はいざという時にそなえてミサイル監視機を展開した可能性もある。

この日は飛行しなかったRC135Uも含めて、嘉手納にはRC135系の偵察機が4機、さらに側視レーダーを備えたE8が1機展開 していて、F15やKC135、AWACSなどの戦術戦闘部隊の基地とはことなる基地の性格もうかがわせている。

(RIMPEACE編集部)(2012.2.21 撮影)


21日11時前に離陸したRC135S(OF 62-128)。4時間半後に戻ってきた


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