CH46、ボノムに限定的な展開




普天間基地に並ぶ13機のCH46(2012.8.23 13時 撮影)その後1機着陸した

8月22日14時ころ、強襲揚陸艦ボノム・リシャールがホワイトビーチを出港した。積み込み予定の車両の半分近くをホワイトビーチの艦隊病院倉庫裏 に並べたままの出港だった。遠からず、再寄港すると見られる。

同日15時半ころから、普天間からホワイトビーチ方面に向かうヘリが確認されている。ホワイトビーチの近くの洋上でボノム・リシャールに載る動きだ。
翌23日昼過ぎの普天間基地には、KC130空中給油機のほかにCH46中型輸送ヘリが14機駐機していた。CH53E,AH1など他のヘリはごく わずかしかいない。

CH46飛行隊は普天間に2つあって、そのうちの一つがMV22オスプレイ飛行隊と交代予定とされてる。1飛行隊が12機だから予備機を含めても 25機程度のCH46がいることになる。そのうちの6機がすでにオスプレイの配備との関連でキャンプ・キンザーに運ばれ解体されようとしている。
この時点で、ボノム・リシャールには5機程度のCH46が展開していることになる。

強襲揚陸艦に普天間のヘリが載る場合、中核となるCH46飛行隊をその他のヘリが増強する。飛行甲板に12機の CH46が並ぶ。今回、洋上の揚陸艦にCH46が限定的に展開して、普天間基地にこれだけ残っているのは、CH46がボノム・リシャールの秋季パト ロールに同行せず、代わりにオスプレイが載ることを示しているのではないか。

今、岩国に運ばれて整備を受けながら待機中のオスプレイが、飛行「解禁」後に岩国のヘリ用滑走路を使って模擬着艦訓練を行い、そのまま洋上のボノム・ リシャールに載って数カ月の任務に就くこともあり得る話だ。

(RIMPEACE編集部) 



普天間基地を離陸してホワイトビーチの方向に飛ぶヘリ群(2012.8.22 15:30 - 17:00 嘉手納道の駅から撮影)


2012-8-25|HOME|