オスプレイ、南東側ヘリ場周経路を飛行



これまでほとんど使われなかった南東側のヘリ場周経路を飛ぶオスプレイ

10月24日午後、オスプレイが1機岩国から戻ってきた。在韓米軍基地で開かれた航空ショーに参加するために、岩国経由で韓国に渡った2機のうちの1機だ。

午後1時前に普天間基地にアプローチしたオスプレイは、固定翼機の場周経路をショートカットして滑走路上でホバリングしたあと、滑走路の向きの右側の ヘリ場周経路に入った。オスプレイは、ヘリモードのままで場周経路に沿って飛び、ゆっくりと着陸した。

滑走路の南東側の場周経路は、これまでもへリはほとんど飛んでいない。防衛省が行った普天間基地の航跡調査でも、ヘリの場周経路の航跡は北西側の場周 経路に集中している。
そして実際の航跡は場周経路から大幅にはみ出している。

今回のオスプレイの飛行が、今後南東側の場周経路を多用することを示すものかどうかは不明だが、もしこの経路も使うとすれば、必然的にはみ出し飛行が 横行して、基地の東側の住宅地の上をヘリモードのオスプレイが飛ぶことになる。

(RIMPEACE編集部)(12.10.24 撮影)


「普天間飛行場の危険性の除去に向けた取り組み」(2007年11月)より


2012-10-24|HOME|