天願桟橋の弾薬はどこから来たのか


弾薬の送り主、積み出し港などが記されている危険物申告ラベル

25日に天願桟橋に降ろされ嘉手納弾薬庫に運び込まれた弾薬は、どこから来たのだろうか。

今回の弾薬輸送のコンテナには、爆発物、化学兵器、放射性物質など、輸送する危険物を申告するラベルがコンテナの後方に貼られていた。それによれば、 送り主はブルーグラス陸軍デポ(ケンタッキー州)。通常爆弾とともに化学兵器を扱うデポだが、今回の輸送は爆発物と指定してあるので通常の弾薬とみら れる。
積み出し港はカリフォルニア州のポート・シカゴ、積み下ろし港は沖縄・天願桟橋。最終的な行き先は知花弾薬庫だ。

運搬してきた貨物船ブラック・イーグルは広弾薬庫の沖合にも3日間停泊していた。広弾薬庫にも弾薬を降ろしたと見られるが、広には大型船が接岸可能な 港湾施設がない。バージに積みかえて運んだために、時間を要したのではないか。

貨物船ブラック・イーグルは26日昼には天願桟橋にいなかった。25日中に弾薬の積み下ろしを終えて、26日午前中に出港したと見られる。 嘉手納弾薬庫から弾薬を出して船積みした形跡はない。

(RIMPEACE編集部)(12.10.25 撮影)


弾薬コンテナの後部中央やや右寄りに危険物の申告ラベルが貼ってあった。


2012-10-26|HOME|