夜間にシフトしたオスプレイの訓練

 
離陸のために滑走路に入るオスプレイ。やや前傾したローターの軌跡がうっすらと見える


3機編隊で普天間を離陸したオスプレイ(白丸)。嘉手納に向かった

オスプレイの訓練が夜間中心になっているのを目の当たりにした。
12月20日午前の普天間基地には、エプロンに10機のオスプレイが並んでいた。そのうちの一機がローターを回していたが、それも止まり、主翼が 90度回転した格納形態に変わった1機が牽引されて格納庫に出し入れされた以外は、オスプレイの目立った動きは無かった。

15時過ぎにオスプレイ1機(EP/01)が離陸した。伊江島方面で訓練を行った模様で、普天間基地に戻ってきたのは17時半ころだった。
その15分後が日没で、薄暗くなった普天間基地のオスプレイの列線に、赤や緑の警告灯が点滅し始めた。オスプレイの飛行準備が、暗くなってから 始められた。

オレンジ色の基地の照明がとどかないところは真っ暗になった18時半過ぎに、3機編隊のオスプレイが普天間基地を離陸、40分ころに嘉手納基地に 降りた。兵士をピックアップして伊江島に向かったのではないか。

日没後に飛んだのはオスプレイだけではない。AH1攻撃へりが2機編隊で嘉手納に向かった。弾薬を積んで鳥島射爆場に向かうと思われる。
輸送ヘリCH46も3機が離陸、またCH53E重輸送ヘリ2機も衝突防止灯の点滅が始まり、離陸の準備が進んでいた。
オスプレイを含めた普天間基地の海兵隊ヘリの訓練が、夜間に集中している。

(RIMPEACE編集部)(2012.12.20 撮影)


この日ただ1機昼間に飛行したオスプレイの帰投は日没前だった


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