戦闘車両のキャタピラーのゴム、リーフを汚す


辺野古の浜。浜にうちあがった黒いゴム片がフェンスの上にさらされている


キャタピラーの滑り防止と消音のためのゴムの部品だ (2013.10.20 撮影)

毎週辺野古のテント村の人たちが浜掃除をして、打ち上げられたごみを袋に集めている。その中に黒い強化ゴムが混じっている。割れていたりするが同じ 形状だ。
キャンプシュワブにいて、連日のようにシュワブの浜から海に入り、また上陸してくる海兵隊の水陸両用装甲車AAV7のキャタピラーに付いている部品だ。

AAV7が水中でキャタピラー走行するのは水深の浅い部分、シュワブの浜からほんの少し海に出たあたりまでだ。このときに海底に引っかかって外れた ゴム片が、台風の波などで浜に打ち寄せられたものだ。白い砂浜に黒い塊が落ちている。集めてみたら相当な量になった。これだって氷山の一角だから 辺野古付近の水中には、もっとたくさんのキャタピラーの部品が落ちているのだろう。

持ち主(落とし主)の手が届くようにフェンスの上に置いておくのだが、海兵隊はバナーは持ち去るのは熱心だがゴム片は回収しようとしない。不用品、 ゴミあつかいとすれば、そんなものをまき散らかして訓練を繰り返していることが問題となる。

でもそれ以上に、現役兵器の部品が放置されていることを、セキュリティーにかかわる問題とはとらえてないのだろうか?
キャタピラーのゴムの性質だって、考えようによっては漏れてはまずいことだろうに、こともあろうに現物が基地の境界のフェンスにさらされている。

フェンスに張られるバナーをことのほか気にしている海兵隊が、このゴム片の小山に気づかないはずはないのだが。

(RIMPEACE編集部)


上陸したばかりの水陸両用装甲車のキャタピラー。黒い部分がゴム製の部品(9.18 ヘリ基地反対協撮影)


2013-10-25|HOME|