ケネディー大使とオスプレイ



ホワイトビーチ上空から普天間基地に向かうオスプレイ(赤丸内)


垂直尾翼が赤く塗られた「隊長機」だ。

2月13日正午過ぎのホワイトビーチ上空をオスプレイが1機通過して普天間基地に向かった。勝連半島の先端より海側を通るコースで、普天間基地と北部訓練場やキャンプ ・シュワブを結ぶヘリの飛行コースだ。(キャンプ・ハンセンに向かうときは勝連半島を飛び越えるコースになる)

この日、沖縄訪問中のケネディー米大使がキャンプ・シュワブを視察した。辺野古のテント村で座り込んでいたカメラマンのヤマヒデさんはメールで次のように 伝えてきている。
『一行は11時45分にキャンプシュワブに入ったようです。12時に今度はオスプレイ1機(隊長機)が現れました。辺野古沖合いを水平モードで旋回し (騒音もこれだと静か)、12時5分に飛び去りました。どうもこれは大使一行へのデモフライトだろうと思われます。一行が陸路で現地に入ったのは、 下からオスプレイの飛行を見上げるための海兵隊サイドの計画だろうと推定されます。』

ホワイトビーチ上空を普天間に向かったオスプレイは、シュワブから来たものだった。
デモ飛行を見せるくらいなら、大使がオスプレイで移動することを考えても不思議ではない。東京の大使館からオスプレイで直接那覇軍港に乗り込んだ方が、 トータルな移動時間も短いし、陸上警備も少なくなるはずだ。本来オスプレイはそのような目的で開発されたはずだ。(意図と結果は得てしてかい離する ものだが)
県内全体が反対している沖縄にオスプレイで乗り込むなんてことをやったら外交官として失格だが、そんなことでも配慮したのかと感じるのは、 沖縄の民意への日本政府の対応があまりにもひどいからだ。

それとも大使を載せるには、安全性に自信がなかったということなのかな?

(RIMPEACE編集部)(2014.2.13 撮影)


2014-2-14|HOME|