シリーズ・沖縄の基地を視る(200)

那覇軍港は軍事演習物資の集約点


那覇軍港に戻ってきた物資が民間トラックでに積み込まれる


国道沿いのフェンスの脇に並べられた、演習帰りの海兵隊のコンテナ

大きな演習があると、沖縄海兵隊の軍事物資が演習が行われる国・場所まで輸送される。その輸送のかなめが那覇軍港であり、高速輸送船ウェストパック・エクスプレス だ。

4月10日の那覇軍港の集積場には、韓国で行われた海兵遠征軍演習2014(MEFEX2014)で使用された物資が送り返されてきて、各基地へ トラック輸送されるのを待っていた。

海兵隊のコンテナに張られた輸送ラベルには、これらの物資が普天間基地やキャンプ・フォスターから那覇軍港に集められれ、高速輸送船で韓国の基地に 運ばれ、演習終了後に那覇軍港まで戻ってきたことが記されている。

高速輸送船ウェストパック・エクスプレスは、3月31日から4月2日にかけて那覇軍港・ピョンテク間を往復、再び4月7日から9日にかけて往復して いる。10日に那覇軍港で見られたコンテナなどは、9日にウェストパック・エクスプレスが運んできたものと考えられる。

ウェストパック・エクスプレスは4月10日朝、那覇軍港を出港、ホワイトビーチによって燃料を補給したあと、レッドビーチで海兵隊ん車両などを 積み込み韓国・浦項に向かった。12日夜には沖縄の港に戻ってくる予定だ。

(RIMPEACE編集部)(2014.4.10 撮影)


MEFEX2014の物資の輸送ラベル。行きが那覇からピョンテク
を経てオーサンへ。帰りがピョンテクから那覇軍港を経て普天間へ。


クンサン基地からキャンプ・フォスターへ。船はHSV(ウェストパック・エクスプレス)


2014-4-12| HOME|