嘉手納の電子偵察機 2014.6.13


米本国に戻るために嘉手納を離陸したRC135Uコンバット・セント(OF 64-14849)


嘉手納に着陸したRC135Sコブラボール(OF 62-4128) (2014.6.13 撮影)

嘉手納基地には大型電子偵察機がゴロゴロしている。朝鮮半島情勢が緊迫したり、南シナ海・東シナ海での中国軍の動きが予想される場合に本国から飛んでくる 空軍の大型偵察機は、13日朝まで全部で5機もいた。
広範囲の科学情報を収集分析するRC135U、電子情報を収集するRC135V、弾道ミサイルの軌道を瞬時に調べるRC135S、核実験後に大気中に 放出される放射性同位元素を収集するWC135、地上部隊の動きを監視するE8の5機だ。

頻度は異なるが、毎日数機が偵察や訓練飛行のために嘉手納から飛行している。
6月13日に、少し偵察機が入れ換わった。午後にRC135Uコンバット・セントが空中給油機とともに嘉手納を離陸した。米本土のオファット空軍基地に 戻るとみられる。
続いてRC135Sコブラボールが嘉手納に降りてきた。一時的にコブラボールが2機となった。
最近の嘉手納からのRC135Sの飛行頻度は高いわけでもない。ミサイル発射に備えて嘉手納に2機展開する情勢ではないと思われる。今回の飛来は、中東 方面への展開の途中で嘉手納に寄ったか、中東から本国へ戻る途中に立ち寄ったのではないだろうか。


嘉手納基地に展開する電子偵察機たち。右からRC135S,RC135V,RC135U,WC135,一機置いてE8(2014.6.8 撮影)


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