WBで積み込み後座礁した米軍貨物船



ホワイトビーチの海軍桟橋でコンテナの積み下ろしを行う米軍貨物船マティ・コーサック(2015.1.20 読者 撮影)

1月22日、米海軍の貨物船マティ・コーサックが、中城湾の入り口付近で座礁した。

この船は20日にホワイトビーチ(WB)の海軍桟橋に接岸して、コンテナなどを積み下ろしていた。その時の写真と出港後に座礁した際の甲板の写真を比べると、WBでかなりの数の車両などを 積み込んだとみられる。
WB寄港直後には、貨物船の門型クレーンの前にはなにも積まれていなかったが、2日後の写真には同じ場所に車両がひしめいているのがわかる。

また、その他の積荷の中に大型輸送ヘリCH47が2機いる。
CH47チヌークは米陸軍が使っているへりで、海兵隊のものではない。この貨物船は陸軍の物資を積んで海上で待機する船だ。

2012年9月まではこのマティ・コーサックはMSCの海上事前集積船隊1に属して、海兵隊の物資を積んで大西洋・地中海方面にいた。この船隊1が解体されたあとも大西洋艦隊の責任エリアで 陸軍の物資を積んでいたのではないか? 昨年12月には米国東海岸のノーフォーク基地の対岸、ニューポート・ニューズにいた。
その後一月ほどで沖縄にやってきた。事前集積艦も太平洋にシフトしているのではないだろうか?

25日現在、マティ・コーサックは座礁した津堅島の南の海上で動きがとれない。

(RIMPEACE編集部)


ホワイトビーチ沖で座礁したマティ・コーサック(中城海上保安部発表)


2015-1-25|HOME|