座礁事前集積艦の物資、同級の事前集積艦が引き取り



ホワイトビーチの海軍桟橋に接岸中の事前集積艦オブレゴン。上部甲板にコンテナがびっしり並んでいる

3月17日のホワイトビーチ(WB)には、座礁してWBに戻ってきたマティ・コーサックと同じ型の事前集積艦ユージン・オブレゴンが停泊していた。上部甲板に、海兵隊のコンテナなどが多数 積まれている。
3月3日にWBを出港したオブレゴンは、タイまでコーサックが運ぶ予定だった在韓米軍のへりなどを韓国に戻すためにブサンに向かった。5日朝、プサンに入港したオブレゴンは3月13日に プサン沖を出てWBに向かった。WB入港は15日前後だろう。

同船がプサンにいる間に、コーサックからは車両などがWBに降ろされた。2か所の集積場と医療倉庫の裏に、コーサックから降ろされた車両やコンテナが並んだ。
オブレゴンがWBに戻ってきた後、集積場の車両がほとんどなくなった。オブレゴンに積まれたとみられる。

コーサックは座礁したために点検・修理に時間が取られる。その間、コーサックが積んでいる物資が「活用」できなくなる。事前集積艦の役目に齟齬をきたさないように、コーサックの積荷を オブレゴンに積み込んで、事前集積態勢を「堅持」する意向だ。

WBを舞台にした、2隻の事前集積艦による備蓄車両などの積み替えが、間もなく終わる。

(RIMPEACE編集部)(2015.3.17 世嘉良 学 撮影)


海軍桟橋に停泊中のオブレゴン。左上に座礁した事前集積艦コーサック


集積場にあった、コーサックから降ろした車両などがほとんど無くなっている。オブレゴンに積まれている


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