事前集積艦3隻、ホワイトビーチ沖に集まる
ホワイトビーチ沖に停泊するマティ・コーサック(左)とボブ・ホープ級LMSR貨物船ピリロー(右)
後方沖合にユージン・オブレゴン。甲板にコンテナを積んでいる
ホワイトビーチ(WB)に3隻の事前集積艦が集まっている。座礁してWBに戻ってきたマティ・コーサックと、その積み荷を引き受けるためにやってきた同級のユージン・オブレゴン。6日前か
ら2隻がそろっているが、さらにボブ・ホープ級のLMSR(Large,Medium-Speed,RO-RO)貨物船ピリローが21日までに到着した。
ピリローは一か月以上タイのレーム・チャバン港に停泊していて、コブラゴールド演習修了後にWBにやってきた。沖縄海兵隊の荷物を少し積んできたのかもしれない。
座礁したマティ・コーサックは、コブラゴールド演習に参加する在韓米陸軍や沖縄海兵隊の器材などをタイに運ぶ予定だった。その荷物の後始末をしたオブレゴンと、同演習に参加していた
ピリローの3隻が、フォールイーグルつながりでWBに集合したことになる。
WBで事前集積艦が停泊しているのを見るのは珍しいことではないが、3隻も集結するのは極めてまれなことだ。
3隻の大型貨物船が沖に停泊している中、陸軍桟橋にいるのが救難・サルベージ艦サルボア(T-ARS 52)だ。こちらは米韓合同演習フォール・イーグルに参加して、ジンヘ、プサンに寄港したあと
WBにやってきた。
アジアでの米軍の演習が重なり、関連する艦船の動きがホワイトビーチで交差するのが、相変わらず繰り返されている。
(RIMPEACE編集部)(2015.3.21 世嘉良 学 撮影)
陸軍桟橋に停泊する米軍の救難艦サルボア
2015-3-21|HOME|