シュワブ沖のボーリング調査に抗議するカヌー隊


15日は15隻のカヌーが出て、抗議の声を上げた




ボーリング調査の櫓に近づいて抗議するためにフロートを超えたカヌーメンバーが、海保に次々に「確保」された

大浦湾のボーリング調査や新基地建設に反対する人たちが、連日のようにボートとカヌーで工事現場に出て抗議活動を行っている。絶対にこの海を守り、基地建設を許さない、という思 いが、厳しい抗議活動を続けていく原動力だ。

15日も朝からカヌー隊が海に出て、フロートを越えてボーリング調査の櫓に近づこうとして、次々に身柄を拘束された。(海保は「確保」と言っている)
午後には、拘束を解かれたメンバーも含めて海に出た。いろいろ工夫を凝らして、海保の警備をすり抜けたカヌーが1隻、櫓の近くまで漕ぎよったが、最後には確保されてしまった。 カヌー隊に身を投じている人たちは、もっと本土の人たちに、基地建設の現場で何が行われ、抗議行動がさまざまに行われていることを知ってほしい、見てほしいと切望して いる。
沖縄県民の新基地建設反対の民意は、知事選をはじめとする最近の選挙で、何度も確認されている。日本政府はこの民意を無視し続けて新基地建設を建設を進めようとしている。

黙っていれば、基地建設に加担することになる。カヌーに乗って阻止線を越えて抗議を続ける先には、本土の人たちの無関心も見えているに違いない。

(RIMPEACE編集部)(2015.6.15 撮影)




午後にまた海に出たカヌー隊は、フロートを越えて中に入った。次々に海保のゴムボートに拘束されていった



一人つかまっても、その横をすり抜けてボーリング調査の櫓を目指すカヌー隊。一人が櫓のすぐ近くまでカヌーを進めた


2015-6-16|HOME|