統合高速輸送艦、那覇軍港に寄港


那覇軍港に寄港した統合高速輸送艦(JHSV)

統合高速輸送艦ミリノケット(JHSV-3)が8月27日に那覇軍港に入港した。
ミリノケットは、ウェストパック・エクスプレスと大きさ、スピードなどほぼ同じ船だ。兵員輸送の数はウェストパック・エクスプレスの方が大きい。大きなヘリポートがあるのが外見的に目立つ。
スピアヘッドがこのクラスの船の1番艦で、ミリノケットは3番艦になる。

ミクロネシア、ソロモン、フィリピン、ベトナムなどを舞台に行われたパシフィック・パートナーシップ2015に病院船マーシーとともに参加して演習の遂行を支援した。
8月17日から22日までベトナム・ダナンに寄港し、その後那覇軍港に来た。おそらく日本には初寄港だろう。

今回の帰港とは直接の関係はないが、このミリノケット、大きなヘリポートを利用して、開発中の電磁砲のテストベッドとなる。長い2本のレールが突き出した電磁砲が載せられれば、輸送艦の印象とは全く異なった船になる。

(RIMPEACE編集部)(2015.8.28 伊舎堂 達也 撮影)


後ろから見たミリノケット。ヘリポートがある。


2015-8-31|HOME|