陸軍大型揚陸艇、那覇軍港を定係港化


那覇軍港の船溜まりに停泊し続ける陸軍大型揚陸艇ハーパーズフェリー(LCU 2022)とコアモ(LCU 2014)

横浜ノースドックで備蓄中の陸軍大型揚陸艇(LCU)が、昨年に続いて那覇軍港に詰めている。昨年はコントレーラス(LCU 2015)とポートハドソン(LCU 2035)が那覇軍港の船溜まりから、フィリピンやタイまで出かけて米軍の演習の物資を運ぶなどの支援を行っていた。

今年はハーパーズフェリー(LCU 2022)とコアモ(LCU 2014)が、同様の仕事のために那覇軍港から出かけている。ハーパーズフェリーは弾薬コンテナをホワイトビーチから広弾薬庫に運び、那覇軍港に戻ってきた。
コアモは8月後半にスービックに滞在して9月初旬にホワイトビーチを経由して那覇軍港に戻っている。

横浜ノースドックに備蓄中の揚陸艇を輸送任務に活用するのが米陸軍の方針だが、沖縄からみれば、無通告で那覇軍港の機能が強化され、輸送船2隻が常駐する態勢になっている。

(RIMPEACE編集部)(2015.9.27 伊舎堂 達也 撮影)


普段はホワイトビーチにいるミサイル回収艇RSC−2(左)や台風避難の自衛隊舟艇も並ぶ那覇軍港


2015-9-29|HOME|