海兵隊の演習、辺野古沖に揚陸艦




辺野古沖にやってきてLCACを積み込むドック型揚陸艦ジャーマンタウン(2015.10.29 山本 英夫 撮影)

沖縄海兵隊の演習「ブルークロマイト16」が10月21日から沖縄で始まった。
この演習に参加し、海兵隊員や物資などを運ぶ揚陸艦が25日、27日、29日と少なくとも3回、辺野古沖に姿を現した。ドック型揚陸艦ジャーマンタウン(LSD 42)だ。

ジャーマンタウンは佐世保を7月半ばに出港、ホワイトビーチ、グアムに寄港した後、CARATインドネシアフェーズ、マレーシアフェーズ、タイフェーズに参加、その後フィリピンとの年次揚陸演習にも加わった。その後沖縄近海に10月25日に現れた。

ホワイトビーチに25日から2泊したジャーマンタウンは、海兵隊員を積み込み辺野古沖に来て、シュワブの浜から出た水陸両用装甲車AAV7を10両収容した。
29日には辺野古沖で、ホワイトビーチ方面から走ってきたLCAC2隻を積み込んだ。LCACが辺野古沖で揚陸艦に積まれるのは極めて珍しい。

2回の上陸演習、連隊規模のヘリボーン、大量の負傷者の後方移送、ユニットレベルでの戦闘能力のテストなどを含むこのブルークロマイト16演習が、新基地建設のための調査と並行して辺野古周辺でも行われている。

(RIMPEACE編集部)(情報提供 山本英夫)


10月25日に辺野古沖に現れたジャーマンタウンは、その後ホワイトビーチに寄港した (10.25 ヘリ基地反対協 撮影)


2015-10-30|HOME|