核実験後、嘉手納に特殊偵察機集まる


左からRC−135S(OF 61-2663)、RC−135S(OF 62-4128)、WC−135C(OF 62-3582)(2016.1.10 伊舎堂 達也 撮影)

1月6日、北朝鮮が核実験を行った。直後の8日から9日に、嘉手納基地に大型特殊偵察機が飛来した。

8日に飛来したのが大気収集機WC−135Cコンスタント・フェニックスだ。地下核実験後、大気中に出てくる特殊な元素を風下を飛行しながら探す。核実験の「直接の証拠」を集める機体だ。
9日にはミサイル追跡機RC−135Sコブラボールが飛来、核実験の前から嘉手納にいるRC−135Sと合わせて2機になった。

核実験から時間差があって大気中に出てくる元素の収集のために、WC−135は長時間の飛行を繰り返すが、当面はバックグラウンドの調査を行うとみられる。
RC−135Sは核実験の後で行う可能性がある弾道ミサイルの警戒・情報収集にあたる。

(RIMPEACE編集部)


2016-1-13|HOME|