大気収集機WC135、嘉手納から飛行


5時間弱の飛行ののち、嘉手納に着陸したWC135

北朝鮮の核実験直後に嘉手納に飛来した大気収集機WC135は、核分裂によって生成されるが自然界には存在しない同位元素を空中で捕捉する任務の飛行機だ。核実験後時間をおいて 空中に出てくる元素をとらえて、核実験が行われたことの直接証拠とするために、米軍が飛ばしている機体だ。

今回嘉手納に飛来して以降、ほとんど飛んでいない機体だが、2月18日に5時間弱の飛行を行った。そろそろ核実験の証拠が待機中に出てくる時期だと考えたか、それとも検出前の 時期のバックグラウンドデータを集めるためだったのか。

10時40分ごろ離陸したWC135は、5時間足らずあとの15時半過ぎに着陸した。

(RIMPEACE編集部)(2016.2.18 撮影)


大気収集口は主翼の付け根の上部にある。左右対称ではないようだ。


2016-2-19|HOME|