陸軍LCU一隻、那覇軍港に戻る
那覇軍港船溜まりに停泊中の陸軍大型揚陸艇ハーパーズフェリー(2016.6.12 伊舎堂達也 撮影)
那覇軍港を前進拠点として、マレーシア、タイ方面で米軍の輸送任務についていた陸軍大型揚陸艇ハーパーズフェリー(LCU 2022)が、6月10日に那覇軍港に戻ってきた。
昨年6月下旬に横浜ノースドックを出た陸軍大型揚陸艇コアモ(LCU 2014)とハーパーズフェリーは、そろって韓国西海岸で行われた米韓補給演習に参加、広とジンヘの間の弾薬コンテナ
輸送を行った。その後2隻は別行動をとったが、同年9月にはホワイトビーチを経て那覇軍港の船溜まりに2隻がそろった。2隻の揚陸艇は今年の1月から2月にかけて、海兵隊の伊江島での演習
を支援するために、レッドビーチと伊江島間を何度も往復して輸送任務を果たした。そして2月下旬に相次いで横浜ノースドックに戻った。
コアモはそのままノースドックにとどまったが、ハーパーズフェリーは3月20日にノースドックを出て、ジンヘに寄港した後フィリピンに向かった。スービックに20日ほど停泊したあと、シン
ガポール、ラマット(マレーシア)、スリラッチャ(タイ)などに寄港して、那覇軍港に戻った。
ハーパーズフェリーは、那覇軍港を17日に出て韓国方面に向かっている。
(RIMPEACE編集部)
2月下旬以降横浜ノースドックに停泊している陸軍大型揚陸艇コアモ(右)(2016.6.10 撮影)
2016-6-19|HOME|