高速輸送艦フォールリバー、那覇軍港に展開中


那覇軍港に停泊中の高速輸送艦フォールリバー(T-EPF 4)

高速輸送艦フォールリバーが那覇軍港に再び姿を現した。
フォールリバーはこの6月3日から4日間、那覇軍港に寄港したがその後は東南アジア方面に向い、シンガポールにしばらく滞在していた。10月22日に那覇軍港に寄港、一度出入り して31日現在も那覇軍港にいる。

米海軍と海兵隊に陸軍、空軍が加わる緊急時対処訓練「ブルー・クロマイト」が行われている。
『米海兵隊、海軍、陸軍並びに空軍の部隊は、10月29日〜11月4日の日程で沖縄の中部訓練場、北部訓練場、伊江島訓練場にて共同実動訓練「ブルー・クロマイト」を実施致します。
ブルー・クロマイトは米軍独自の訓練で、インド・アジア太平洋地域での人道支援・災害救助を含む、同地域の危機や不測の事態における海軍と海兵隊の遠征力および水陸両用即応態勢 能力を向上します。陸軍および空軍の同訓練への参加は、海、空の戦略的空輸力を向上し、遠征能力を高めます。』(沖縄海兵隊メディアリリース)

このメディアリリースの中で参加艦船としてあげられているうちの一隻がフォールリバーだ。近日中に那覇軍港から動くとみられる。
30日の那覇軍港には、10月下旬に佐世保や横浜ノースドックに寄港していた高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスもいる。これまでも沖縄海兵隊の輸送任務を引き受けていたが、 「ブルー・クロマイト」演習に参加するのはフォールリバーだ。フォールリバーも沖縄海兵隊の輸送など沖縄からの戦力投射の任務を今後継続的に行うのだろうか。

(RIMPEACE編集部)(2016.10.30 読者 撮影)


手前の高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスと並ぶフォールリバー


2016-10-31|HOME|