米陸軍LCU、広弾薬庫から弾薬輸送
広弾薬庫の岸壁で弾薬コンテナを積み込んだ陸軍LCUカラボザ(2017.3.24 ピースリンク広島・呉・岩国 撮影)
3月23日夜、呉市の米軍広弾薬庫に沖縄ホワイトビーチからやってきた陸軍LCUカラボザ(LCU 2009)が接岸した。えんじ色の弾薬コンテナを積み込んだカラボザは、24日午後、
広弾薬庫を離れた。過去何度も韓国に弾薬輸送を行った陸軍揚陸艇だが、今回は韓国には向かわずに南に向かった。広弾薬庫から沖縄に弾薬を輸送しているとみられる。
カラボザを含め、陸軍揚陸艇(LCU)は横浜ノースドックに備蓄されていた。そのLCUが現役に復帰して小規模な輸送を担当するため、那覇軍港に1年以上の任期で派遣されている。
備蓄のための土地を提供しただけだったはずの横浜ノースドックが、小型の輸送艦10隻を運用する輸送拠点化している。
今年の1月後半にカラボザとともに沖縄に派遣され、2月にはタイでのコブラゴールド演習の支援を行ったのが陸軍LCUブロード・ラン(LCU 2007)だ。タイから帰ってきたうちの1隻
ブロード・ランはすぐに横浜に向かい、ノースドックに滞在して日米合同防災訓練に参加した。合同訓練終了後の3月22日にブロード・ランは単独でノースドックを出て南に向かった。
カラボザとブロード・ランはともに沖縄方面に向かっていて、今後も沖縄かで待機しながら輸送任務を果たしていくと思われる。
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)
日米防災訓練参加ののち横浜ノースドックを出港した陸軍LCUブロード・ラン (3.22 頼 撮影)
2017-3-25|HOME|