陸軍揚陸艇、フィリピンから那覇にいったん戻る



那覇軍港に到着、回頭してバックで船溜りに入る米陸軍揚陸艇ブロード・ラン(LCU 2007)

5月27日19時ころ、米陸軍揚陸艇ブロード・ランがフィリピン・スービックから那覇軍港に戻ってきた。ブロード・ランは僚艦カラボザ(LCU 2009)とともに4月下旬に浦項から那覇 軍港に帰港、その後ホワイトビーチで燃料などを補給して、4月29日に出港してスービックに向かった。
3週間の滞在後23日にスービックを立ち、ブロード・ランは那覇軍港に向い、カラボザはホワイトビーチに直行した。

緊急車両やトラックなど種々雑多な車両を積んできたブロードランは、那覇軍港の船溜りに入った。荷物は翌朝もつんだままになっているのが確認されている。
ホワイトビーチ沖合に到着したカラボザが、待機ののちホワイトビーチに接岸するのを待って、ブロード・ランも30日朝、那覇軍港を出発してホワイトビーチに向かった。

沖縄の軍港に滞在しつつ、韓国や日本、フィリピン間の補助的な軍事輸送を行う陸軍LCUは、横浜ノースドックに備蓄されているのとは様変わりの動きを見せている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2017.5.27 読者 撮影)



フィリピンから積んできたのは、民生支援にも使われる軍の車両だった


2017-5-30|HOME|