陸軍LCU、広弾薬庫で弾薬コンテナ積み込み
広弾薬庫の岸壁で弾薬コンテナを積み込んだ陸軍LCUブロード・ラン(LCU 2007)
横浜ノースドックでの戦時備蓄のはずだった陸軍LCUが、2隻ずつセットになって交替で沖縄に行って米軍の輸送任務の一端を担っている。
ブロード・ランとカラボザが今、この任務についている。
フィリピンから沖縄に戻ってきた2隻のLCUは、日をおかずに呉市内の広弾薬庫に向かった。ホワイトビーチから約2日かけて広弾薬庫の岸壁についたLCUは、爆発物のステッカー
をつけたコンテナを広から運ぶ任務についた。
まずブロード・ランが弾薬コンテナを積み、6日午後に出港して南下している。行き先はおそらく沖縄だろう。2隻目のカラボザはコンテナを積まずに岸壁で待機している。おそらく
7日にも積みこんで、ブロード・ランと同じコースをたどると思われる。
コンテナ30個程度の輸送を、チャーター船に頼らずに軍隊が自前で運搬すれば、経費の削減になる。備蓄中の船舶を現役に戻して使うメリットが経費の削減だ。
広島の弾薬庫から沖縄の弾薬庫に弾薬を運ぶのは、今後も繰り返しおこなわれるのだろうか?
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎) (17.6.6 ピースリンク広島・呉・岩国 撮影)
広弾薬庫の岸壁で弾薬コンテナの積み込みを待つ陸軍LCUカラボザ(LCU 2009)
広弾薬庫岸壁の全景。右に停泊中のカラボザ。積み込みを待っている
2017-6-6|HOME|