高速輸送艦ミリノケット、那覇軍港に2週間滞在中


那覇軍港に長期滞在中の高速輸送艦ミリノケット(左)。中央は自動車運搬船グリーン・レイク(2017.7.13 読者撮影)


ホワイトビーチに短期間出かけた後、那覇軍港に再び停泊するミリノケット(17.7.9 伊舎堂 達也 撮影)

高速輸送艦ミリノケット(JHSV 3)は、フォールリバー(JHSV 4)と並んで那覇軍港に寄港歴がある船だ。ただし、ミリノケットのほうが2016年以降で比べても圧倒的に寄港回数が多い。

いずれも、スービック(フィリピン)やタイの港と那覇軍港の間をつなぐ場合が多く、沖縄より北の日本本土や韓国との間を往復しているもう一隻の高速輸送艦ウェストパック・エクス プレスとは「守備範囲」が異なる。

この6月28日にスービックを出たミリノケットは、6月30日に那覇軍港に到着した。その後7月5日に一泊でホワイトビーチに出かけたほかは那覇軍港に停泊しっぱなしだ。
6月末から数えて、7月16日で17日目になる。

これまでミリノケットの那覇軍港滞在は長くても一週間余りで、2日間の寄港というのも3回ある。今回の寄港のように2週間を超えているのは異例だ。

ミリノケットが、ウェストパック・エクスプレスと同様に実質的に那覇軍港を定係港にして、東南アジア方面の軍事輸送を担当することになりかねない。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


6月末に那覇軍港に寄港した高速輸送艦ミリノケット(17.7.3 読者撮影)


2017-7-16|HOME|