那覇軍港国道わきに、日出生台行きりゅう弾砲並ぶ



M777りゅう弾砲、軍用車両、コンテナが並ぶ那覇軍港国道わき

1月5日、国道58号線と金網を挟んで広がる那覇軍港には、M777りゅう弾砲、軍用車両、コンテナが並んでいた。3日前にあった新型バギー3両は、グアムに積み込まれたのか 姿がなかった。

国道わきに並んだ車両に挟まれていたりゅう弾砲は4門確認された。
2月5日から14日まで九州日出生台で行われる実弾射撃訓練の資機材と見て間違いない。

昨年12月下旬に防衛省が発表した「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施について(日出生台演習場関連)」によれば、1月下旬に訓練部隊(沖縄海兵隊のことだ)が 日出生台演習場に到着予定、部隊の規模は中隊レベルで支援部隊を含めて約200人、車両約50両、砲数6門となっている。
5日に確認された4門のりゅう弾砲にあと2門加わるようだ。

これまで104号線越え実弾射撃訓練の分散実施の機材搬送は、「はくおう」など民間フェリーが使われてきた。そのフェリーが接岸する軍港の岸壁近くに車両、りゅう弾砲、コンテナ が並べられていた。今回は国道わきに並べられてグアムが待機している形だ。

りゅう弾砲が小型化されたこと、部隊規模が200人くらいなら、高速輸送艦で運べるのかもしれない。専属の高速船を使って一気に運ぶなら、海兵隊にとって時間の節約につなが るのだろう。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2018.1.5 読者 撮影)


M777りゅう弾砲は4門、車の列の中に並んでいた。


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