18年7月3日の辺野古から

護岸工事用のオイルフェンスが台風で押し上げられた

18年7月1日、2日、沖縄島を台風7号が北上しました。985ヘクトパスカルでしたが、辺野古の海を直撃。 3日朝、影響を見渡しましたが、砂も上がっていないし、さしたることなかった。ところがこうでした。


豊原の高台から。K4護岸にオイルフェンスが打ち上げられている


船で近づいた。ご覧の通り、ざっくりと護岸に漂着し打ち上げられている。因みにK4護岸の延長は1028m。南側100m
ほどのところに設置されていたフェンスがひきずられ、打ち上げられた。ここは海草の藻場。ジュゴンの餌場だったところだ。


オイルフェンスの下部にはチェーンがついており、アンカーが下がっていた。これらがまとめて、浪に引きずられたのだ。


チェーンの下にアンカーが下がっている。


辺野古崎側から見ると。


長島と辺野古崎に張られていたフロート・オイルフェンスも切断された。周辺に最近1.5mほどのサンゴが発見されていた。どうなったのか?(以上7月3日)



台風前のk4護岸。手前のオイルフェンスが打ち上げられた。6月25日撮影

沖縄防衛局、防衛省は14年夏にも同様な愚をやらかしている。台風でフロートが飛び散ったのだ。
このときの彼らの総括は、アンカーを重くするだった。160キロだったものを2トン〜45トンのコンクリートブロックへ。200個以上落としてサンゴ等を踏み潰した。
彼らが言う「環境への配慮」はまやかし(大嘘)だ。環境への影響が大きい以上、埋立て工事は許されない。

翁長雄志沖縄県知事は埋め立て許諾の「撤回」を今すぐ行なうべし。

山本英夫(フォトグラファー/名護市在住)(山本英夫 撮影)

編集部より
『ヤマヒデの沖縄便り-V』
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