米西海岸母港の駆逐艦、ホワイトビーチ寄港中


ホワイトビーチの海軍岸壁に停泊中のミサイル駆逐艦ラファエル・ペラルタ


ラファエル・ペラルタのヘリ格納庫に、2機の艦載ヘリが折りたたまれて入っている

7月3日から、米海軍駆逐艦ラファエル・ペラルタ(DDG 115)がホワイトビーチに寄港中だ。ラファエル・ペラルタは米西海岸の海軍基地サン・ディエゴを母港としていて、1月に空母 セオドア・ルーズベルト戦闘群の一員として母港を出た。

セオドア・ルーズベルトが、艦内でのコロナ感染拡大のためグアムに停泊していた前後にも、ラファエル・ペラルタは横須賀寄港後、東シナ海から黄海に入り、南下して佐世保に寄港す るなど、中国の海岸線から比較的近いところを航海していたようだ。

その後もラファエル・ペラルタは、台湾周辺や南シナ海を動き回り、7月3日にホワイトビーチにやってきた。中国をけん制する航海をずっと行ってきたように見える。

7月に入って、空母セオドア・ルーズベルトはハワイ方面に東進していて、このまま米本国に戻りそうだ。このルーズベルトの戦闘群に初めは入っていたラファエル・ペラルタは、空母の 動きから離れて、単独で動き出している。

東シナ海や南シナ海への出撃拠点として、ホワイトビーチに寄ったと考えられる。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.7.5 世嘉良 学 撮影)


左の海軍岸壁に米駆逐艦、右の陸軍岸壁に海自の補給艦が停泊するホワイトビーチ


海自の補給艦「はまな」。定係港は佐世保だが、沖縄周辺から南シナ海を視野にいれた進出ではないか


2020-7-5|HOME|