貨物車両運搬艦ケープ・オーランド、那覇軍港寄港


那覇軍港に停泊中の貨物車両運搬艦ケープ・オーランド(2021.6.23 読者 撮影)

6月21日、米海軍輸送艦ケープ・オーランド(T-AKR 2044)が、那覇軍港に寄港した。

貨物車両運搬艦ケープ・オーランドはRRF(Ready Reserve Force)に属している。めったに軍務で沖縄や横浜などに来る船ではない。

西海岸グレイズ・ハーバーを出てパールハーバーに寄港したケープ・オーランドは、ハワイから那覇軍港に直行した。何を運んだかは不詳だが、同じ時期にパール・ハーバーに寄港し、 その後岩国に直行した車両運搬艦フィッシャーは、日米陸の合同演習オリエント・シールド21で使用されると推定される攻撃ヘリ・アパッチを岩国で降ろしている。
ケープ・オーランドもハワイの陸軍の装備を沖縄に運んできた可能性もある。

ケープ・オーランドは那覇軍港に2泊したあと出港したが、少し大回りをして天願桟橋により、再び沖縄の東海上を南下している。
沖縄東方海域で訓練していた佐世保の揚陸艦ニューオールリンズやジャーマンタウンの航跡とクロスしている。
揚陸艦の訓練の支援で動いている可能性もある。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


2021-6-25|HOME|