ホワイトビーチの2本の桟橋に接岸する揚陸艦3隻

揚陸艦3隻、ホワイトビーチ寄港中


ホワイトビーチ海軍岸壁に寄港中の強襲揚陸艦アメリカ(左)とドック型輸送揚陸艦ニュー・オールリンズ


ホワイトビーチ陸軍岸壁に寄港中のドック型揚陸艦ジャーマンタウン(手前)

7月2日に沖縄・ホワイトビーチに佐世保前方配備の揚陸艦3隻の艦隊が寄港した。

強襲揚陸艦アメリカ(LHA 6)、ドック型輸送揚陸艦ニュー・オールリンズ(LPD 18)、ドック型揚陸艦ジャーマンタウン(LSD 42)の3隻が、ホワイトビーチの海軍岸壁と陸軍岸壁に分かれて 停泊している。

艦載機は、AH1攻撃ヘリとUH1探索・輸送ヘリがニュー・オールリンズに、その他の中・重量級のオスプレイ、MH60多用途ヘリ、CH53E重輸送ヘリとF35Bライトニング 戦闘攻撃機がアメリカに分かれて搭載されている。

6月上旬にホワイトビーチに寄港した時と、艦載機の種類や機数には変化がないように見える。6月中下旬に沖縄近海で基礎訓練を行い、本格的な任務航海に出る前に、3隻揃って ホワイトビーチに寄港したのだろう。

原子力空母ロナルド・レーガンが、米軍のアフガン撤退を支援するためにアラビア海に展開している。空母のいないすきを埋める存在として、F35Bを積んだ強襲揚陸艦が、南シナ海 などで小型空母としての存在感を示すことも、軍内部で考えられているのではないか。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2021.7.4 世嘉良 学 撮影)


強襲揚陸艦アメリカの前方甲板。オスプレイ10機が最前方に並んでいる。CH53E大型輸送ヘリ2機も見える


ニュー・オールリンズの後部甲板に積まれているAH1、UH1各3機。後ろにアメリカの後方甲板上のF35B戦闘攻撃機も見える


2021-7-5|HOME|