貨物車両運搬艦ケープ・オーランド、2か月で那覇軍港再寄港


2か月ぶりに那覇軍港に姿を見せた貨物車両運搬艦ケープ・オーランド(21.8.27 読者 撮影)

8月25日、米海軍輸送艦ケープ・オーランド(T-AKR 2044)が、那覇軍港に2か月ぶりに寄港した。

ケープ・オーランドは6月23日に那覇軍港を出てオーストラリア方面に向かった。タリスマン・セイバー2021演習の資機材をオーストラリアに運んだとみられる。

7月下旬にはオーストラリア北東部のグラッドストーン港沖合で錨泊し、タリスマン・セイバー演習終了後の8月3日から同港で資機材を積み込み、8日に出港した。

その後、パプアニューギニアのポート・モレスビーなど2つの港に寄った。パプア・ニューギニアでは、太平洋陸軍の部隊とパプア・ニューギニアの治安部隊の合同訓練タミオク・ストラ イク2021が7月26日から8月3日まで行われていた。両国の部隊の緊密さを深めるための訓練、ということで、それほど重機材などは持ち込まなかった米陸軍だが、同時期に隣の国 で行われた合同訓練の使用機材を、大型の輸送艦がオーストラリアから引き揚げるときに一緒に運んだ、ということではないか。

ケープ・オーランドは25日に那覇軍港に寄港、沖縄海兵隊がタリスマン・セイバー演習で使った装備を降ろしたとみられる。
6月に寄港した時は、那覇軍港に2泊して出て行ったが、今回は27日現在まだ停泊していて、3泊以上の那覇寄港となっている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


2021-8-27|HOME|