自衛隊、宮古島にミサイル持ち込み


宮古島の平良港に入港した海自揚陸艦「しもきた」からミサイルの入ったコンテナが降りてきた


弾薬入りコンテナ輸送のマークを付けた陸上自衛隊のトラック

自衛隊の演習・訓練が止まらない。11月9日、先島(宮古諸島と八重山諸島)海空域ではじめての日米共同訓練が行われた。

空自は、那覇基地の航空救難団のU-125A救難機とUH-60Jヘリ、各1機。米空軍は横田基地のCV-22オスプレイ、普天間基地のMC-130J特殊作戦輸送機、各1機。「共同捜索救難訓練」として いるが、戦闘が行われ撃墜された場合にパイロットを救出する訓練ということだろう。

 14日早朝、海自・掃海隊群第1輸送隊の大型揚陸艦「しもきた」(LST4002)が、宮古島の平良港下崎埠頭に入港・接岸、地対艦ミサイルと地対空ミサイルの入った20フィートコンテナ15個 を陸揚げした。いずれも陸自第307輸送中隊(熊本県健軍駐屯地)のトラックに搭載された状態だった。

 多くの市民団体がミサイルの搬入に抗議する中、コンテナは宮古島南部の保良火薬庫へと移動、ここでも市民団体が抗議したが、搬入された。

 19日からは「自衛隊統合演習」が、自衛隊員約30,000名、車両約1,900両、艦艇約10隻、航空機約140機を動員し、米軍も約 5,800名が参加して行われる。

 宮古島では、「地対艦ミサイルの射撃シミュレーションなどを行う」(「宮古新報」11月13日)と発表されている。

(木元 茂夫)(2021.11.14 木元 撮影)



平良港下崎埠頭のゲート前でミサイル搬入に抗議する宮古島市民


2021-11-16|HOME|