強襲揚陸艦アメリカ、ホワイトビーチに入港



F35やMV22、CH53などを満載してホワイトビーチの海軍桟橋に接岸する強襲揚陸艦アメリカ。(22.1.23 世嘉良 学 撮影)

1月23日、沖縄のホワイトビーチに強襲揚陸艦アメリカ(LHA 6)が入港した。

6機のF35Bや10機のMV22オスプレイ、さらにCH53ヘリなどを甲板に満載しての入港だ。

アメリカは、ホワイトビーチへの寄港直前の22日まで沖縄南方の海上で、原子力空母カール・ビンソン及びエイブラハム・リンカーン、強襲揚陸艦エセックス、ドック型揚陸艦パール・ハーバーと2隻の巡洋艦や3隻の駆逐艦、さらに海上自衛隊の「ひゅうが」も含めた日米共同訓練に参加していた。
2隻の原子力空母と2隻の強襲揚陸艦などが沖縄南方の海上に集まり、そこに海自のヘリ空母も加わっての「訓練」実施だ。海上自衛隊と米軍が共同で、中国を意識した「軍事力」の誇示を行ったということだろう。

22日には、これらの艦船が隊列を組んで「PHOTOEX」、つまり写真撮影会が行われた。この時撮影された、「ひゅうが」を艦隊の中央に配置した写真が、米軍画像サイトDVIDSに掲載されている。こうして、海上自衛隊が米軍と一体となって軍事活動を行う既成事実が次々と作られていく。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


日米共同訓練の一環として1月22日に行われた写真撮影会で隊列を組み、エイブラハム・リンカーンとカール・ビンソンの2隻の原子力空母を先頭に航行する日米合同の「艦隊」。
2列目真ん中が海自の「ひゅうが」で2列目右がアメリカだ。
米軍画像サイトDVIDS(https://www.dvidshub.net/image/7018844/us-pacific-fleet-forces-alongside-jmsdf-participate-joint-training-exercise)より引用。

1月23日のホワイトビーチの遠望。
左側の海軍桟橋にドック型揚陸艦グリーン・ベイと強襲揚陸艦アメリカが停泊し、右側の陸軍桟橋に音響測定艦エイブルとドック型揚陸艦アシュランドが停泊していて、
沖に停泊しているのが遠征海上基地ミゲル・キースだ。 (22.1.23 世嘉良 学 撮影)


2022-1-26|HOME|