ホワイトビーチを前進拠点として活動する音響測定艦


ホワイトビーチに停泊する音響測定艦エフェクティブ(手前)とインペッカブル(奥)。(22.2.20 世嘉良 学 撮影)
インペッカブルは、横浜ノースドックを2月8日に出港して19日にホワイトビーチにやって来た。(22.2.20 世嘉良 学 撮影)

2月13日に入港したエフェクティブは、12月25日の出港後1ヶ月半以上にわたって活動を行っていた模様だ。(22.2.20 世嘉良 学 撮影)

 ホワイトビーチに2隻の音響測定艦が停泊している。
 2月13日、音響測定艦エフェクティブ(T-AGOS 21)がホワイトビーチに入港した。昨年12月25日に同じホワイトビーチを出港した後、2月13日に戻ってくるまで他の港に立ち寄った形跡は見られない。この間、エフェクティブは、中国近海で中国の潜水艦の動きを探っていたものと思われる。 2月19日にはインペッカブル(T-AGOS 23)が入港した。インペッカブルは昨年12月2日から2月8日まで横浜ノースドックに長期滞在していた。整備作業や休養が終わり、再び任務に投入されたのだろう。

 現在米軍は保有する5隻の音響測定艦すべてを太平洋西部に投入し、横浜ノースドックをそれらの母港的な存在として使用し、ホワイトビーチを主要な前進拠点として使用しているようだ。そのためホワイトビーチには、音響測定艦が代わる代わる現れては比較的短期間で出港していく。 ただし、昨年12月30日にホワイトビーチに入港した音響測定艦エイブル(T-AGOS 20)は、2月1日まで異例の長期間滞在した。理由は今のところ不明だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


撮影は2月20日の17時頃。エフェクティブは右側の陸軍桟橋に、インペッカブルは左側の海軍桟橋に停泊している。(22.2.20 世嘉良 学 撮影)

2月7日、横浜ノースドック出港前日のインペッカブル(左側)。右側は音響測定艦ビクトリアス。(22.2.7 星野 撮影)


2022-2-22|HOME|