日米演習続く熊本・健軍駐屯地


健軍駐屯地の正門。後ろの白い建物は駐屯地に隣接する熊本市民病院(26.2.23 木元 撮影)


国家公務員住宅も、駐屯地に隣接している(26.2.23 木元 撮影)


健軍駐屯地内の火薬庫。左側の小高い丘が火薬庫(26.2.24 木元 撮影)


火薬庫周辺では大規模な工事が進んでいる(26.2.24 木元 撮影)


2月23日、地元の市民団体が「平和の輪」行動で駐屯地を囲んだ(26.2.23 木元 撮影)


健軍駐屯地内には、1943年から四式重爆撃機・雷撃機「飛龍」を製造した三菱重工の工場跡が、今も残る。
同機は635機も製造され、沖縄戦にも投入された火薬庫周辺では大規模な工事が進んでいる(26.2.24 木元 撮影)

 2026年になって、指揮所演習キーン・ソード26(1月29日〜2月5日)、第3海兵隊機動展開部隊との共同演習アイアンフィスト26(2月11日〜3月9日)が立て続けに行われている。

 熊本市東区にある陸上自衛隊健軍駐屯地は、この2つの演習の舞台となった。指揮所演習に自衛隊が1050名、米海兵隊270名というのは、大変な人数だ。米海兵隊は「島嶼防衛戦」で中心的な役割を果たす第12海兵沿岸連隊を150名も送り込んできた。しかも、訓練項目は「共同調整所における指揮幕僚活動」である。「共同調整所」とは「日米共同調整所」のことで、つまり、日米の役割分担の調整が指揮所演習の主眼であったということだ。

 健軍駐屯地には、九州の第4師団と第8師団、沖縄の第15旅団を統括する西部方面総監部が置かれている。第5地対艦ミサイル連隊も配備され、射程距離が1000kmにも及ぶ12式地対艦ミサイル能力向上型が3月末までに配備されようとしている。

 駐屯地の軍事的な役割が、これまでになく強化されようとしている中で、周辺住民の不安は大きい。

(木元 茂夫)













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