印パのミサイル実験

嘉手納からRC135Sがインド洋へ


4月5日に、嘉手納基地から4機の大型機がインド洋方面に向けて飛び立った。ミサイル実験監視機RC135Sと、支援の給油機KC135が3機だ。11日のインドのミサイル発射実験、14日のパキスタンの発射実験に備えて、RC135Sがディエゴガルシアに向けて展開する際に、嘉手納を経由したものと考えられる。RC135Sが展開してから実験までの期間が1週間というのは短い。「北朝鮮のミサイル実験」の時には、2週間以上前に三沢に展開する。インド、パキスタンの場合、米軍の監視が甘いのか、それともインドから確実な発射情報が事前に寄せられたために「効率のいいい展開」になったのか。いつも連携して行動するミサイル実験監視艦オブザベーション・アイランドがどこにいたのかは不明。もしインド洋に事前に展開していなければ、鈍足の船が1週間のうちにハワイから駆けつけることは不可能だ。

('99.4.15)