６月中に、天願桟橋に新たに２隻弾薬輸送の船が入った。 １隻はマシュー・ペリー、月末に弾薬を積み込んでいた。５月末から６月初めにかけて２隻同時に天願桟橋に寄港していた、同型艦の カール・ブラッシャーとアメリア・イアハートとあわせて３隻の新型補給艦が天願桟橋を利用した。
もう１隻は、このところ米軍の演習のブツの運び屋となることが多いストロング／マリーンで、那覇軍港から天願桟橋に回り、米豪合同 演習タリスマン・セイバーで使う弾薬類を運び出した。バージ・タグ結合船で単体の貨物船より遅い船だが、７月はじめにオーストラリ アの港に到着している。

エセックスとジャーマンタウンが月末にホワイトビーチに寄港したのもタリスマン・セイバーに行く前の行動で、装甲車や海兵隊員を 積んで２９日に沖縄を離れた。

横須賀常駐の駆逐艦２隻がホワイトビーチに相次いで寄港したが、空母ジョージ･ワシントンの動きと関連したもので、この時期空母は 沖縄東海域で訓練を行っていたと見られる。

ホワイトビーチに原潜が２回寄港した。うち１回は２時間超の接岸寄港だった。原潜の寄港回数は５月と変わりないが、音響測定艦が 一度もホワイトビーチ監視の網にかからなかった。佐世保には繰り返し寄港しているが、哨戒中の２隻が南シナ海にシフトしている 可能性がある。

2011-7-3|HOME|