2019年7月 沖縄 米艦船の在港状況 NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、TG:天願桟橋、S:佐世保、Y:横須賀、H:横浜ND、
IW:岩国、HC:八戸、HS:細島、HN:常陸那珂、PH:ポハン、BS:ブサン
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SLNC PAX(T-AO)  ULSAN  =ULSAN= IW IW Sin S S out TG TG TG TG TG TG Yin out HC ULSAN タンカー
SLNC GOODWILL (T-AO)  GUAM UL UL OS Yin out TG TG BS   ONSAN タンカー
HARPERSFERRY (LCU 2022) H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H out JINHAE  KURE WB WB 揚陸艇
GREEN BAY (T-AKR)  GUAM NH BS Hio NG HN  CHIBA 自動車運搬船
GUAM (HST 1) NH PH Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 高速輸送船
第三晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
第十晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
第八晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
せいかい丸 (T-AK) Hio NH NH 貨物船
藤隆丸  (T-AK) Hio (NH) 貨物船
ニュー双葉  (T-AK) Hio (NH) 貨物船
LOYAL (T-AGOS 22) WB 音響測定艦
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中型タンカーと大型タンカーが天願沖で同時に停泊した。大型タンカー・グッドウィルが先に天願沖の注油ポイントを離れそのあとに中型タンカー・パックスが入った。
この2隻はともに韓国の石油基地で燃料を仕入れて、日本本土の米軍基地で使う燃料を運んだり、グアムまで燃料を運んでいるが、沖縄もそのコースに入っていて、今回のような「ニアミス」も 起こす。

沖縄に2隻派遣されていた陸軍揚陸艇(LCU)が本来の保管先の横浜ノースドックに戻った後、LCUハーパーズフェリーがジンヘ、呉をめぐってからホワイトビーチに寄港した。すぐに呉に 向けて出港したが、このLCUが新しく沖縄に配備された可能性が高い。

7月始めに那覇軍港を出た高速輸送艦グアムは、ポハンから横浜に向かい、ノースドックに1か月滞在した。那覇軍港に次ぐ第2の係留港になった可能性がある。

第三晶恵丸など6隻のおそらく500トン未満の貨物船6隻が、横浜ノースドックから沖縄海兵隊のりゅう弾砲や車両を積んで那覇軍港に入港した。これらの武器や車両は、4月17日から28 日までの日程で北富士演習場において「分散・実施」された米海兵隊の「沖縄県道104号線越え 実弾射撃演習」に代わる演習で使用されたものとみて間違いない。その武器・機材がまだ富士に 残っていて、それが今回運びだされて沖縄に戻ってきた、とみられる。
小さな貨物船に分乗させるという手間のかかるやり方で沖縄に機材を戻したやり方、分散実施の枠を超えた部隊の駐屯と、これまでにない「不思議な」動きがあった。


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