シリーズ・沖縄の基地を視る(102)

台風13号と米軍艦船の避難


ホワイトビーチの沖に停泊していたワトソン級輸送艦が、最後に出港した


ホワイトビーチの埠頭では防舷材の引き上げ作業が始まっていた(08.9.10 撮影)

台風13号がフィリピン近海をゆっくり北北西に向かって進んでいた9月10日、沖縄本島直撃の恐れありと見たのか、 米軍の大型艦船2隻がホワイトビーチからグアム方面に向けて避難を始めた。
海自の掃海艇など3隻はホワイトビーチから那覇軍港に移動した。

その翌朝、嘉手納基地から偵察飛行を行っている電子偵察機RC135もおそらくグアムに向けて、台風非難のために離陸した。
台風のコースが沖縄本島直撃の可能性が大の場合は、嘉手納の空中給油機KC135も大挙してグアム方面に避難するが、今回は RC135と同時に避難することはなかった。

台湾の北に進んだ台風は、進路を東に向け、沖縄本島も中心の予報円の中に入ってきた。しばらく沖縄近海は大荒れ、事前集積艦やタンカー などもホワイトビーチに寄り付かないと思われる。

(RIMPEACE編集部)


ホワイトビーチ常駐の海自掃海艇などは那覇軍港に避難した(08.9.11 撮影)


'2008-9-15|HOME|