シリーズ・沖縄の基地を視る(106)

緊急着陸が多すぎる嘉手納基地


10月24日15時30分ころ緊急着陸した海兵隊のFA18Dホーネット


10月23日14時前に緊急着陸したAWACS機E3

週明けの10月20日朝、嘉手納基地のRC135Sミサイル監視機が緊急着陸した。金曜日までの5日間で、このRC135Sを含めて3機の軍用機が嘉手納基地に 緊急着陸している。

10月23日14時前、嘉手納基地に配備されている早期警戒管制機E3が緊急着陸した。誘導路の途中で止まったE3の前には緊急車両が並び、救難隊員が機体の外部 を点検したあと、タラップ車がつけられて乗組員が一人ずつ降りた。この作業が意外に時間がかかり、結局E3が自走して駐機場に戻り始めたのは着陸後約50分が経過 したころだった。

翌24日、今度は岩国から嘉手納に訓練のために飛来していた海兵隊のFA18飛行隊所属のホーネットが、アレスティング・ワイヤーを使って緊急着陸した。15時前に 離陸して、約30分後に戻ってきたことになる。

週明け5日間のうちに3回も緊急着陸が行われた。原因は推測の域を出ないが、ハードな任務や訓練が続き、機体整備に負荷がかかっていることが緊急着陸の要因となって いるのは疑いのないことだ。

(RIMPEACE編集部)


'2008-10-24|HOME|