シリーズ・沖縄の基地を視る(11)

滑走路工事中の普天間基地


嘉数の高台から見た普天間基地。手前にCH53Dが2機、奥にCH46が6機見える(05.3.17 撮影)


未だ普天間基地から動けないCH53D。墜落機の仲間だ(05.3.17 撮影)

普天間基地の滑走路修理のために、普天間基地所属の海兵隊の固定翼機が2月末に嘉手納に移動した。普天間基地に残っているのはヘリだけだ。

墜落事故機と同型のCH53Dが2機、未だに残っている。整備にずいぶん手間取っている。これも老朽化したヘリだからだろう。地震・津波被害者救援のために、佐世保の揚陸艦フォート・マッケンリーに載って被災地に展開していたCH46は、6機とも3月3日に普天間に戻ってきた。この6機は、地元自治体や住民の反対にもかかわらず、普天間や嘉手納で訓練を繰り返している。

ペルシャ湾などに展開していたヘリ空母エセックスには、普天間基地のヘリ二十数機が載っている。このヘリも4月上旬に普天間基地に戻すと、米軍は言っている。戦場で荒っぽい飛び方をしていたヘリが戻ってくれば、騒音や墜落の危険はさらに増える。地元の大反対には正当な理由がある。

(RIMPEACE編集部)


普天間基地の滑走路は補修工事の最中だ(05.3.17 撮影)


普天間の滑走路工事にともない嘉手納に移動したKC130空中給油機(05.3.15 撮影)


2005-3-23|HOME