シリーズ・沖縄の基地を視る(110)

海兵隊戦闘機の訓練に組み込まれた普天間基地


住宅地をかすめて普天間に着陸する海兵隊FA18D戦闘攻撃機


普天間に着陸後直ちに給油を受けるFA18Dホーネット


給油終了後すぐ離陸する海兵隊FA18Dの2機編隊(08.12.19 撮影)

岩国からやってきた海兵隊の戦闘攻撃機FA18Dが2機ずつ計4機、12月19日午後、普天間基地に飛来した。この週の初めまで嘉手 納に展開して訓練を繰り返し、いったん岩国に戻っていたVMFA(AW)-242の所属機だ。

着陸したホーネットは、普天間基地の給油ポイントに直行、2機が終わると次の2機が給油を行い、またすぐに離陸した。普天間基地への 飛来は給油目的だった。
この4機の海兵隊FA18Dは、約1時間半後に嘉手納に着陸した。普天間で給油してから沖縄周辺の空域で訓練を行い、嘉手納に向かっ たと見られる。

翌20日午前中、嘉手納に前日降りた4機のFA18Dが、今度はパートナーを変えて2機ずつ飛び、訓練飛行の後、嘉手納に下りた。
嘉手納基地に展開して訓練を続ける海兵隊の戦闘攻撃機は、普天間基地も嘉手納基地の一部のように使いたがる。4機が給油のため飛来し た19日の普天間基地には、その後別の飛行隊VMFA(AW)-121の所属機1機が飛来、こちらはタワー前までタクシーしてきて駐機している。

(RIMPEACE編集部)


嘉手納から出撃し嘉手納に戻ってきた海兵隊FA18D戦闘攻撃機


上空から見ると、普天間基地と嘉手納基地はすぐ近く。黙っていれば一体運用が強化される(08.12.20 撮影)


2008-12-27|HOME|